MCナイロンなどの樹脂加工部門と日本ポリペンコ社正規販売代理店部門の相乗効果でお客様をご支援します。

課題解決事例

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当社ではお客様が樹脂を使った部品等を設計・製造する際の「こんなことをしたい」「こんなことに困っている」といった課題に対して、様々な提案を行い課題解決のお手伝いをしています。お客様にご迷惑がかからない範囲で事例をご紹介します。

材質に関する課題解決事例

内容 お客様の課題 提案内容
金属製のローラーの交換コストの削減 食品製造機械において食材を搬送するローラー部分が摩耗するため定期的に交換しているが、交換コストが高いため交換頻度等を減らす等の対策を行いたい。
  • 金属製のローラーを樹脂製(ポリペンコアセタール製)のローラーに交換することを提案。
  • ポリペンコアセタール製のローラーは、すべり性能や耐荷重性能が優れているため金属製よりも交換頻度が大幅に少なくなり(1/10程度)、コスト低減が可能なことをご説明した。
  • 同機械が求める強度、耐熱性、食品衛生面等の条件にも適合していることから提案内容を採用して頂き、コスト低減を実現した。
熱によるサイズ変化への対応 食品製造機械の省エネ化の一環として食材を撹拌する部品を樹脂化したいが、食材の温度による部品の膨張でトラブルになることをできるだけ避けたい。
  • 樹脂の中で寸法の安定性の高い素材を複数提案。
  • いくつかの候補素材について、食品衛生法への適合、酸性/アルカリ性への適合、コスト等をお客様と一緒に検討しエルタライトPET-Pを利用することに決定。
  • この結果、温度による部品のサイズ変化を許容範囲に抑えることができ、食品製造機械の省エネ化も計画通り実現した。
電線ケーブルの緩衝材としての活用 太い電線ケーブルを束ねて設置する工事あるが、設置場所が風などの影響を受ける場所であり電線ケーブル同士が擦れて傷つく恐れがある。これを避けるために、電線ケーブルの間に薄くて強度が高くすべり係数も良い樹脂製のシートを緩衝材としてはさみこむことを考えている。
この条件にあう樹脂製品を提案してほしい。
  • お客様の条件に合うナイロン製の薄いシート(6ナイロン)をご提案した。
  • この製品は厚さが0.3mmまたは0.5mmであり、ナイロンの強さと滑り係数を持ちながらしなやかに形状を変化させることができる。
  • お客様はこの製品を試した結果、緩衝材として採用したとのことであった。
シール材(パッキン)への樹脂の適用 ある製造機械用のシール材をシリコンゴム素材で作成しているが、適用する箇所によっては耐熱性が不十分、長期間使用すると劣化する、強度が不十分といった問題がある。樹脂素材で代替品を作れないか検討してほしい。
  • 耐熱性に優れたケトロンPEEKを使ってシール材を作成することをご提案した。
  • ケトロンPEEKは連続使用温度がシリコンゴムを超える250℃であり、強度や耐薬品性も優れている。
  • 試作品を作成して納品し、それを使ってお客様にて性能等を評価している。
樹脂製機械部品のコストダウン対策 食品製造用機械を製造・販売しているが、競合会社との価格競争が厳しく製造原価の低減に取り組んでいる。何種類か樹脂を使った部品を使っているが、これらについてコストダウン方法を提案してほしい。 現状の部品の設計や使われ方等を調査し、次の内容を提案し採用された。
<その1>
丸物部品について、直径23mmの部品を作るために25mmの既成製品を削って作成しているが、22.5mmの既成素材が存在するため0.5mmのサイズ変更が許容できるのであれば、こちらを使うことで材料費と加工費を削減できる。
<その2>
ある丸物部品について、別グレードの機械にも使えるように部品に互換性を持たせているが、別グレードはすでに販売していないとのことであり、互換性の考慮をやめると幾つかの穴あけや切込みの加工を省略でき加工費を削減できる。
<その3>
ある板物部品について、表面を滑らかに削ったうえで各種の穴あけ等の加工をしているが、表面が滑らかかどうかは同機械の性能には影響がないため、この加工をなくすことで加工費を削減できる。

 

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